富津・富浦ツーリング

 今日は久しぶりに早く起きられたので、予定通り南房総へ。まずは岩井の町営駐車場まで車で移動して、そこからサイクリング。ルートはいつも通り。溜池の脇を通り抜け、県道を走って水仙で有名な大崩へ。といっても、今の季節は花がないので全然人はいない。サイクリングにはちょうど良いけど。昨日の疲れが残っているのか、ペースが全く上がらない。ポタポタ上って横根峠に到着。微妙にアップダウンを繰り返しながら上総湊へ。いつも立ち寄る滝の不動尊は今日は素通り。前回来たからいいかな。

 少しだけ国道を走り、左折して県道へ。海沿いの道はいつ来ても気持ちが良い。ちょっと気温が高すぎて蒸し暑いけど、青空は何物にも代えがたい。いくつもの集落を抜けて佐貫駅へ。ここから少し上った先で東京湾観音の背中が見えた。ここから見ても大きい。橋を渡った先で道を間違えて、道無き原っぱの中を突っ切る。草で脚がかゆい。海岸線を進むと、左手には漁港、右側は防砂林かな。東京湾はいくつもの大きな船が行き来していた。

 富津岬まではあと少し。いつもなら、岬の先端まで行くんだけど、さすがに何十回も来ているから飽きた。手前で折り返して富津の要塞跡へ。ここも何十回来ているんだろう。地図見ても公園としか書いてないけど、海から水を引いた堀に囲まれている姿は、誰が見ても要塞跡。中への入口は塞いであるので、外側から眺める事しか出来ないけど。飛行機の時代が来る前に作られたものだから、結局使われる事はなかったようだが。

 お昼には少し早いけどコンビニで休憩。パンとジュース食べて少し休んだら再出発。佐貫駅付近からは行きと同じルート。途中で細い道を右折。ここから先のルートはroaky流の狭い田舎道コース。上った先には海と田んぼ。この景色が好きなんだよなあ。気に囲まれた狭い場所にある田んぼは美しい。急な坂を下って上り、狭い踏切を渡って住宅地の中を下って行くと上総湊駅。前回の公園ルートは面白くなかったので、昨年と同じ道に変更。


 さて、ここから先は初めての道。梨沢地区を目指す。走った事がない道って、何となくわくわくする。静かな川沿いの集落という感じの道。なかなか雰囲気が良くて好みだ。気に入ったかも。林道鹿原線は舗装状態が良いし、勾配もそれほどきつくないので走りやすかった。見晴らしの良い場所があまりないのが難点かな。県道との合流近くに、名物の真ん中ガードレール発見。初めて見たけど、何これ、って感じの代物。

 横根峠へ戻ったら、大崩までは行きと同じルート。下った先を左折。ここの上りが結構きついんだ。のろのろ走って何とか頂上へ。疲れた。道の駅三芳村までは下り基調。途中、3組のサイクリスト集団と6人のブルベライダーとすれ違う。サイクリスト集団のうちの2組はこちらが手を上げて挨拶すると、挨拶を返してきた。もう1組は、ちらっとこっちを見て頭下げて挨拶。ブルベライダーは・・・頭下げて挨拶を返してきたのが3人。残りには無視された。まあ、そんなものか。三芳村でソフトクリーム食べて再出発。

 ここからが、今日最後の難関。10〜15%くらいの勾配が続くので、結構きつい。這うような速度でのろのろ走り、無事に越えられた。あとは慎重に下って道の駅おおつの里へ。富浦の道の駅も何十回も行ってるし、人が多いので今日はパス。毎年通っていた枇杷農家は、2年前から栽培を止めてしまっていて、今年もやってなかった。残念。ここの枇杷、本当に美味しかったのになあ。未だにここを越える農園を見つけられずにいる。再び海沿いへ。せっかくの景勝地なのに、心ない人達がテント張って占拠してる。国道沿いの狭い道を選んで走るのも楽しい。

 岩井に大ソテツがあるという記事を見つけたので、探して見るも見つけられず。おかしいなあ。確かに看板ではこっちって書いてあるのに。もう一度戻ってじっくり探すと・・・発見。民家の庭先だった。これは知らないと気がつかないな。最後はちょっとペースアップしてスタート地点へ戻る。走行距離は120kmくらいで、獲得標高は1700m程度。やっぱり、南房総には楽しい道が沢山ある。