富津の穴子と富浦の枇杷

 房総の初夏の味覚と言えば、やっぱり穴子枇杷。旬のものをその土地で食べる、最高の贅沢。という訳で、今年も富津と富浦を回るツーリング開催。まずは車で富山まで。早速準備して、予定よりもちょっと早い時間に出発。走り出すとすぐに、細かい雨が降り出した。今日はずっとこんな天気なのだろうか。まずは道の駅とみやまへ行き、トイレ休憩。2階の店員が、ラックに自転車が置いてあるのを初めてみたらしく、こんな風にして使うんだ、って感心してた。だから、子供が鉄棒と勘違いするのか(笑)

 時間が余るから嶺岡林道に寄り道しようかと思っていたが、こんな天気じゃ走る気が起きないので真っ直ぐ佐久間ダムへ向かう。霧雨みたいなのが強くなったり弱くなったり。ダムからの最初の上りから真面目に踏む。横根峠からもガンガン踏んでペースを維持。路面は完全なウェットに。ケツが冷たい。途中、滝の不動尊に立ち寄り。最初の30kmは平均時速29km弱。ちょっと早すぎたか。

 昼食を予定している場所の開店が11時なのに、10時過ぎに富津岬に到着。時間を潰すために、まずは展望台へ。晴れている場所と曇っている場所の色の対比が面白い。大きなLNGタンカーが前を通過していった。次は要塞跡の展望台へ。ここは人がいないなあ。そろそろ時間になったので、昼食場所の大定へ。いつの間にか、焼き穴子重が上と特上の2つになってた。今回は1300円の上を注文。鰻と違ってさっぱりとした味。淡泊だけど、旨みはある感じ。それから、やっぱり美味しいのがアサリの味噌汁。これだけ注文したいくらい。

 昼食後はデザートの部スタート。いくつかの峠を越えて辿り着いた先は道の駅三芳村ビンゴバーガーが有名だけど、ここのソフトクリームも美味しい。晴れてすっかり蒸し暑くなった梅雨の晴れ間にはぴったり。ここからは、山一つ越える。この林道が結構きつい。

 下った先にあるのが道の駅おおつの里。ここに来たら、やっぱりイチゴシャーベットかな。イチゴらしい甘さと酸味があり、さっぱりしてる。これ美味しい。ソフトクリーム食べてから40分しか経ってないけど(笑)

 さて、先に進むか。20分ほど下り基調の道を走ると、道の駅とみうら。とくればビワシャーベット。もちろん食べたけど何か問題ありますか?(笑)

 さすがに、これだけ連続して食べれば、もう道の駅とみやまの近藤牧場ソフトクリームは食べなくても良いかな。って、食べるつもりだったのか。ここからは海へ向かって走り、しばらく海沿いのルート。房総半島はほとんどの海岸線を見て回ったけど、その中でもここはおすすめ。あえて細かい道は書かないけど、最近のお気に入り。

 海沿いから離れ、今日最後のデザートは枇杷。2つほど試食して、自宅用に一箱購入。自転車では持って帰れないので送ることに。ちょっと酸味があって、でも豊かな風味と甘さが最高。やっぱりハウスより露地の方が好きだな。

 あとは、枇杷畑の中を走って駐車場へ。ここの上りも意外ときつい。でも、最後と思って真面目に踏めた。下った先が駐車場。走行距離は129kmくらいで獲得標高は1500mくらい。