ジロ・イオノス(GIRO IONOS)

 ジロの2008モデルとして初めて登場したイオノス。ヨーロッパのプロチームは2006年から使っていた事を考えると、ずいぶんと発売までに時間がかかったヘルメットだ。重量はアトモスが319gなのに対してイオノスは345gらしい。つまり、重くなってる?持った感じでは、ほとんど重量の違いは感じない。

 付属品は、スペアのインナーパットと、パットの代わりにつけるネット。ちょっと寒い季節や虫がいっぱいな時期なんかには良いかもしれない。内側の頭に当たるところにはほぼ全てパットが付くようになった。ベンチレーションの形状はシャープになり、補強のためのリブの形状が大幅に変更されていて格好よくなったと思う。サングラスと当たって傷がつくのを防ぐためか、前方の縁の部分にはプラスチックが付いている。前方部分はイオノスの方が厚みがあったりするので、より丈夫になっているのだろう。ただ、以前ATMOSを買った時には付いていたヘルメットケースがなくなったのはちょっと残念。

 さて、肝心のかぶった印象は、アトモスとほとんど同じ。深さもフィット感もほぼ一緒。後ろのアジャスターを締めれば、しっかりと頭にフィットする。OGKやMETなどと比べると深めなので、頭に乗っているというより、しっかりかぶっているという安定感がある。ただ、若干イオノスの方が小さい。たぶん横幅も狭くなっている。個人的にはちょうど良いサイズになったという感じだけど、人によってはきついと感じるかも。逆に言うと、アトモスだとちょっと大きめという人にはお勧め。買い替えの人は要注意。
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