とっておきの南総富山ポタ

hiroakim2008-02-17


 やっぱり寒い冬は暖かい南房総でしょう。というわけで、久しぶりのドライブ&サイクリング。まずは車で富山中の近所にある駐車場まで移動。お昼を食べてから走りたい人は鋸南富山I.C.の近くにある道の駅富楽里とみやまの漁協直営レストランがお薦め。地元で捕れた新鮮な魚を安くで食べさせてくれる。高速が出来る前は凄く寂れた場所だったのに今は大人気。昼時はちょっと混んでいるかも。

 今日のメインはもちろん富山に登ること。でも、それだけじゃ物足りないので、ちょっと南房総をポタ。まずは県道258号線を東に。水仙と菜の花と梅が咲く道をのんびりと走る。山と畑が織りなすのどかな風景がたまらない。今日のコースはロードバイクで目を三角にしてかっ飛ぶのよりも、景色を見ながらポタを楽しむ方があっていると思う。丘を一つ越えて犬掛交差点を右折。県道88号線へ。この道はちょっと交通量があるので、脇道へ。適当に走っていたら、川沿いのいい雰囲気の道を発見。自転車っていいなあとしみじみ思いながらペダルを漕ぐ。

 道の駅三好村が近づいた時に、異変に気づく。なんかタイヤの接地音がおかしい。止まって空気圧を見るとパンクのようだ。朝、家を出る前に空気が抜けていたので念のためチューブ交換をしてから出かけたのに。という訳で、タイヤをチェック。内側を触っているとやっぱり小さな針金のかけらが突き刺さっていた。他に何も刺さっていない事を確認してチューブ交換。これでスペアがなくなってしまった。

 道の駅周辺は毎年一面の菜の花畑なのに、今年は雪が降ったりしたせいか生育が悪い。ちなみに、ここの名物といえばトイレ。斬新な配置とデザインがお気に入り。近くまで来たらぜひ。あと、乳製品が美味しい。ソフトクリームはお薦め。チーズケーキとコーヒーで一服するのも良いかも。

 ここからは館山方面へ。県道296号線はちょっと交通量が多かった。これは選択ミス。T字路で右に行くはずだったのをなぜか左へ行ってしまった。国道127号線を走ってもつまらないので、海へ向かう。人のいない冬の海をぼんやりと眺める。堤防沿いに道が続いているのでそれに沿って北上。海沿いに走れそうな道を見つけてはそっちへ曲がるというのを繰り返しながら走る。

 細い道を適当に走っていたら、県道に出てしまった。目の前には有名な崖ノ観音。大房岬にちょっと寄り道。なぜか上り坂を選んでしまう。結構きつい坂道を上ると、ちょっと見晴らしの良いところが。その先は公園になっているので引き返す。海沿いの道はあったりなかったという感じで、なかなか先へ進めないこともあるけど、さびれた漁村の風景というのもなかなか。

 途中で道がなくなり、国道127号線へ。やっぱり走りにくい。でも、以外と国道に沿った細い道もあったりして楽しい。あっ、そういえば予定では国道185号線を走るはずだったのに行き過ぎた。この道も細くて山深い雰囲気のあるお気に入りの道だったのに。まあ、良いか。という訳で市部の交差点を右に曲がり出発点へ戻る。これからがいよいよ今日のハイライト。

 そのまま県道を走り、上りきった先にある交差点を左。入口にはハイキングの案内看板があるので分かりやすい。ここからはBD-1のフロントをインナーへ。今日のコースのためにフロントをダブルにしているようなものだ。丘に広がる畑の中を縫うように走り、みかん畑を越えるといよいよ激坂。1kmちょっとで180mくらい登る。特に最初がきつい。勾配20%は軽く超えていそう。バーエンドを握り、フロントが浮かないように押さえつけながら這うようなスピードで登る。フロントタイヤの接地感が全くない。今にも止まりそう。なんとか根性で越えられた。この区間で足を着かなかったのは初めて。この先も頂上までずっと急勾配で気を抜けない。5km/hくらいで何とか登りきる。目の前に海が広がる。富山の稜線に到着。展望台で景色を眺めてから下山。県道89号線を通り、富山中の脇を通り出発点へ。早い梅はもう七部咲き。もうすぐ春だ。


http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=39e62d5aae69601d1b9a836456351bd9