[自転車]河津桜ツーリング

 毎年恒例の河津桜ツーリング、今年も行ってみた。昨年は3月の2週目というかなり遅い時期に行ったのでそれほどの人出ではなかったけど、今年は一番多い日に行ってしまったようで、道路が大混雑で大変だった。初めて河津に行ったのは、もう20年くらい前だけど、その頃は今のように騒がれてなかったような気がするんだけど。

 朝、5時頃に車で出発して8時前に熱海に到着。着替えて自転車準備して出発。普通に考えれば、海沿いをずっと走れば河津に着けるんだけど、それじゃあ面白くないのでまずは熱海峠へ。熱海桜は完全に見頃を過ぎていて、花びらはあまり残っていなかった。標高600mちょっとしかない峠だけど、勾配きついし海のそばから上るので結構上る感じがする。それにしても、久しぶりの上りは全くペースが上がらないな。あまりにも不甲斐ない自分に驚きつつも何とか上りきると、目の前には雪をかぶった青い富士山がそびえていた。

 さて、次の上りを目指すために下るか。少し汗をかいたので下りは冷える。のんびりと慎重に下り、途中で左折して丹那へ。暖かい季節に来たら寄りたくなるのかもしれない酪農王国オラッチェの脇を通り丹那断層へ。何度来ても、どれが活断層なのかは図を見ないと判別出来ない。専門家はこれを見てすぐに分かるのだろうか。大したものだ。次は韮山峠方面へ。別荘地の中の九十九折りを進んでいくと、ゴルフ場に出る。さらに進んだ先、左折後の勾配がきつい。自分でも嫌になるくらいの遅いペースで何とかクリア。練習して何とかしないと、どうにもならない脚力の低下具合だな。

 この後はひたすら長い下り坂。途中、サイクルスポーツセンター付近を通るせいか、何人かのサイクリストとすれ違った。皆さん、ちゃんと挨拶してくれるのは良いねえ。修善寺に着いたのは10時過ぎ。このコースは今年で3回目だけど、毎回思う。なぜ熱海から河津へ向かうのに2つの峠越えて修善寺に来ているのだろうと(笑)ここから先はやっぱり車が多い。とにかく慎重に走るだけ。すれ違うサイクリストの数も増えた。やっぱり、あんな辺鄙なルートは皆さん通らないんだね(笑)浄蓮の滝や天城トンネルなどの観光地もあるけど、それらには目もくれずにひたすら上る。トンネルまで来れば、あとは河津までずっと下り。それにしても今日は車が多い。トンネルの先から何十キロも混雑してた。

 寒い日が多かったせいか、河津桜はまだ結構つぼみが多い。でも、ほぼ見頃と言って良いんじゃないかと思う。来週末でも、天気次第だけど十分見頃のような気もするが。町外れは人が少なかったけど、下流に行くにつれて凄い人の数。とてもじゃないが自転車で走れる状態ではないので、一番人が多い区間は迂回。報道用と思われるヘリコプターなんかも飛んでいて、なかなか凄かった。川の両岸にピンクのカーテンが広がる光景は何度来ても良いね。もちろん、初めて来た時の驚きはさすがに感じられないが、それでもやっぱりきれいだと感じる。線路を越えて国道まで来たら今日のお花見は終了。名残惜しいけど河津を後にする。

 あとは熱海まで60kmほどのサイクリング。峠もないし、アップダウンをこなして距離を稼ぐだけ。行きに脚を使ったせいか、全然踏めない。上りはひたすら軽いギヤを回して何とかごまかすような状態。今の状態では真面目に山練を開始するのは無理だなあ。少しずつ負荷を上げてトレーニングするしかない。ヘロヘロになりながらも何とか熱海へ戻り、サイクリング終了。走行距離は138kmくらいで獲得標高は2600mくらいかな。