巾着田ツーリング

 前回見に行ったのは何年前だろう。久しぶりに巾着田彼岸花が見たくなったので、ぶらっと行ってみることにする。川島まで車で移動。自走で行けない距離ではないけど、あまり楽しい道のりじゃないしね。家を出るのが遅かったせいか、10時頃に自転車で出発。まずは都幾川に架かる稲荷橋へ。コンクリート製の冠水橋は、どっしりとしていて四国の沈下橋のような趣きがある。埼玉県では珍しいかも、

 その次の冠水橋は、同じく都幾川に架かる鞍掛橋。こちらは橋脚が鋼製なので、雰囲気が全然違う。ちょっと華奢な印象。周りに緑が多いので雰囲気は良いんだけど。橋のたもとには彼岸花の群生が。

 この後は、笛吹峠のちょっとしたアップダウンを楽しむ。この程度だとダンシングして勢いで上りきれるのでペース配分とか考えなくて良いのが楽。車もほとんど通らないし、気持ち良く走って次の冠水橋を目指す。あれっ、今日の目的は巾着田だっけ。

 次に向かうのは高麗川に架かる多和目天神橋。同じく橋脚は鋼製だけど、橋桁は鉄で補強された木製。橋板も木製なので、上を通るとギシギシ言うのも趣があって良い。周囲から隔離された雰囲気があって、静かな場所にあるのも好み。

 ここからしばらく進むと、ようやく今日の目的地の巾着田に到着。天気はあまり良くないけど、人が沢山いる。場所によってはほぼ満開だけど、まだつぼみの多い場所もあるので、もう少し先までは楽しめそう。

 そういえば、お腹空いたなあ。もうお昼過ぎてるけど、走り始めてから何も飲み食いしてなかった。日高市にある加藤牧場に立ち寄ってブルーベリーのジェラートを補給。涼しくなってきたので、溶けるのが遅くて食べやすい季節になってきた。

 さて、埼玉でお昼といえばやっぱりうどん。という訳で一本松にあるががちゃやでどんどんセット。税込み千円で肉汁うどんとごはん、メカジキのフライと小鉢が付いてくる。まずは薬味を入れずに軽く汁につけて食べてみる。武蔵野うどんらしいコシの強さと小麦粉の味わいがよい。薬味の生姜を入れるとさっぱりした味わいに変わる。肉汁につける時間を調整すると、コシの強さを加減出来るので好みの固さで食べられる。結構な量がありお腹いっぱいに。

 さて、食後の運動をしよう。次の橋も高麗川にかかる若宮橋。雑草が生い茂っていて橋がなかなか見えてこないのがポイント。大水の時にいろいろな物がぶつかったのか、結構痛んでいる。

 予定のルートから外れて、しばらくは高麗川、越辺川沿いに進む。河川敷には、わざわざ巾着田へ行かなくても良いんじゃないかと思えるくらいに彼岸花がいっぱい。赤い絨毯みたい、とは言い過ぎだけど、これだけずっと咲いていると壮観。

 途中、以前まではルートに入れていた島田橋の架かっていた場所を通り過ぎる。橋脚しか残っていないが、早く復旧すると良いな。

 最後は八幡橋。砂利道を通らないとたどり着けないのが難点。ここはいつも人が多い。橋の上で釣りするのは邪魔じゃないかなあ。この橋狭いし。

 あとは川島へ戻るだけ。途中、いつも気になる文字が。なぜ「止まる」なんだろう。

 ガーミンの地図見ながら適当に走って、今日のサイクリングは終了。走行距離は78kmくらい。久しぶりにのんびり走ったかも。