龍岡城ツーリング

 そろそろ龍岡城の桜も咲き始めるんじゃないかと思い、ちょっと行ってみる事に。予定通り、下仁田へは9時頃に到着。早速準備して出発。まずは塩ノ沢峠へ向かう。それにしても、南牧村の山里はきれいだ。桜と三つ葉ツツジの織り成す光景は本当に見事で、来て良かったと思える。調子は上がらないので、景色を堪能しながらのんびりと進む。峠道の入口に来ると、通行止めの看板。4月いっぱいはダメらしい。残念。という訳で、ここから先はもしも走れた時の事を考えた妄想という事で(笑)路面には落ち葉がいっぱいで、折れた枝に気をつけながら進む。時折見晴らしの良い場所があり、山に点々と咲く桜が見える。頂上が近くなってくると、前方に大量の雪が。すでに除雪後で良かった。少し先に重機が置いてあり、嫌な予感。やっぱり、まだ除雪の途中らしく、路面を数十センチの雪が覆っていた。仕方がないので、自転車を担いで雪の上を歩く。今日は雪上ハイキングか。すぐ先にはトンネルが。やっと峠に到着。

 国道299号線はしばらく下り。この時期の路面は砂利が浮いているので滑りやすい。慎重にブレーキングして、コーナーではリーンインを心がける。途中、いつものポイントで自転車を止めて景色を堪能。ここのツツジもきれいだ。下りきったら酷道・・・じゃなかった国道299号線。本来なら、ここを右折して十石峠へ向かうのが本来のルートなんだけど、ずっと工事で通行止め。仕方がないので、今年も矢弓沢林道へ迂回。本当なら通りたくない道だ。勾配が緩いのは最初と最後だけ。それ以外は12〜14%が普通という急勾配の続く道。ただひたすらきつい。それでも、峠を越えるためには上るしかない。我慢していれば、そのうち上りは終わる。国道と合流したら、いくつかの短いアップダウンを繰り返すとすぐに十石峠。ここも少し雪が残ってる。

 長野県に入ったら、ひたすら下り。こちら側も道幅が狭くてコーナーもきつい。途中、いままで気になっていた臼石の看板で自転車を止めてみた。看板の向こうに臼の形をした石が見えるような気がするけど・・・あれだけ?まあ、見たからいいや。さらに下り続けると、佐久穂町に到着。この辺りも桜がちょうど見頃。線路脇の道をのんびりと走って昼食場所を探すが、結局コンビニでパン買って終了。でも、稲荷山の桜がきれいだったから、龍岡城も見頃に違いない。と思って行ってみたが・・・全然咲いてない。早咲きの桜以外は1分咲きにすらなっていなかった。残念、また来週のお楽しみかな。


 最後は、田口峠を上れば、あとは下仁田まで下り。勾配が緩くて、景色もあまり峠っぽくないけど、個人的には好みだったりする。海から一番遠い場所らしいし(笑)トンネルを越えると、しばらくは道幅の狭いカーブの連続。でも、美しい渓谷美や桜、ツツジが見られる美しい道だ。でも、道沿いの家々は人が住んでいないのか、朽ち始めているものも多い。ツツジが植えられている場所も、よく見ると桑畑の跡のようだし。日本一高齢化が進む南牧村。近い将来、集落は消えて桜とツツジだけが残るのだろうか。日本の将来を見ているような気がする。なんて感傷的になっている余裕はなく、とにかくひたすら走る。何とか暗くなる前に戻れた。走った後はやっぱり温泉。磯部温泉に寄ってから帰宅。途中、以前から気になっていた羽生PAに行ってみたが、なるほど確かに雰囲気がある。連休中はすごい人で混雑しそうだから、来るのは無理だな。