中央区と港区をポタ

hiroakim2011-10-16


 前回に引き続き、都心をポタポタ。今回は、前回の続きを走る事に。スタート地点は亀戸。都電の専用軌道跡を中心に走る。明治通りは避けたいので、ちょっと遠回り。横十間川沿いを走る。再び都電跡に戻り、都電最下地点だった貨物線下をくぐり抜け、再び東陽まで北上。木場公園脇を通り抜けて再び八幡橋へ。前回はここまでで終わりだった。

 さて、今回はさらに先へ進む。八幡橋を渡り、富岡八幡宮の脇を通る。清澄庭園のすぐ横を通るが、今日はルート確認が目的なので見学はまたの機会に。萬年橋を渡る時に、清洲橋がきれいに見える。隅田川にかかる吊り橋。ラインが美しい。すぐに左折すると、そこには芭蕉稲荷神社。松尾芭蕉が居を構えた場所と言われている。特に何かがある訳ではないが、日本で最も有名な旅人が住んでいた深川を通るのだから、寄るべきだろう。ふと前を見ると、そら庵という看板を発見。古びた民家にしか見えないがカフェらしい。ちょっと気になる。

 ちょっと森下に寄り道。元祖カレーパンのカトレアは日曜定休なのか。じゃあ、ポタの開催日は土曜日に決定。新大橋を渡り、明治座から人形町を走っていたら、ほうじ茶ソフトの看板に惹かれてUターン。森乃園のほうじ茶ソフト、300円。抹茶ソフトとは違う感じで、和風な味わい。これは良いかも。東証アローズの脇を抜けると、首都高脇の道路に出る。首都高は楓川を埋めて作られたものだから、皮に架かっていた橋達は架道橋として活用されている。橋の下に流れるのは水ではなく車になったが。そして、そのうちの一つが弾正橋。今の弾正橋は、八幡橋が弾正橋として架かっていた頃よりも北寄りだが。

 そして、前回散歩した時に下見した地域へ。三十間堀川は戦後復興で銀座のがれき処理のために埋められた川だ。だから、埋められた跡に作られた道路を通ると、下に埋まっているであろうがれきの事を思う。焼け野原になった銀座の町、今の東北とついつい重ねてしまう。唯一残された三原橋の下が地下街になっていて、昔の河床だったであろう場所に下りられるというのもポイントか。そんな視点で見ている人はほとんどいないだろうが。

 この辺りから、ポタのコースが未確定だったりする。うろうろしながら、走りやすそうなルート探し。もう少し考えないと、ポタポタ走るのは難しそう。適当に走って貨物線跡へ。通り抜けた先は築地市場。がんセンターの駐車場入口脇にある海軍兵学校の入口跡とその石碑はやっぱり外せないかな。鉄道発祥の地を過ぎ、汐留イタリア街へ。いつ来てもここは観光地になり損ねた感じの寂れ具合が素敵(笑)ここから海岸へと抜ける道路が通行止めだったので、謎のイタリア公園へは行けず。

 ちょっとだけ寄り道。23区内で山といえばやっぱり愛宕山。という訳で、頂上までヒルクライム。あっという間に到着。首輪を付けた猫がず〜っと毛繕いをしていた。放送博物館とかもあるけど、今日はルート確認が目的なのでパス。それに、全部寄り道してたら、一日じゃ終わらない。田町駅前を過ぎると、だんだんアップダウンが増えてくる。メゾンカイザーの工場、昔はパン売ってたのに今はやってないんだなあ。

 泉岳寺駅付近から、高さ制限1.5mの標識で有名な高輪橋架道橋、通称泉岳寺のトンネルへ。結構な長さがあるので、圧迫感がすごい。ここを走れば、下ハンで低い姿勢を維持する練習になりそう。運河の多い芝浦を通り、これからは大使館巡りコース。イタリア大使館、オーストラリア大使館の辺りは特に警官も見当たらなかった。南麻布の釣堀坂を通り、さらにたくさんの大使館の前を通る。広尾駅の近所にモンブランで有名なラ・プレシューズがあるけど、今日は素通り。

 最後は六本木ヒルズの脇を通り、ハーディバラックス、星条旗新聞社の前を通る。戦後、ずっとアメリカが選挙している場所が六本木のすぐ側にあるなんて、知らない人が多いんだろうな。東京ミッドタウンを通り、某芸能人が深夜に裸で騒いで捕まった事で有名になった槍町公園で今日のポタ終了。帰り際、ふと見上げると古そうな民家が。この辺りも、再開発されるまではこんな家が建ち並んでいたのだろう。