粕尾峠で体力測定

 自分の調子を知るには、走り慣れた場所が良い。という訳で、5月以来の粕尾峠。あの時は絶望的な遅さだったが、今回は果たしてどうだろうか。

 まずは、車で鹿沼へ。う〜ん、この辺りだけ雨が降っているような気が。しばらく雨宿りしていたが、止む気配がないので諦めて走る事に。路面は完全にウェットで水たまりが出来ている状態。どうやっても濡れることは避けられなさそうだ。しばらく走ると、スイッチが入ったのか、濡れるのが気にならなくなる。前半の平坦と緩斜面はそれほど頑張らずに、余裕を持ったペース。速くもなく遅くもなく、昨年と同じくらいか。それにしても、脇を流れる思川の水量が凄い。

 上るに従って、雨も強くなる。ダンシングでペースを作ろうとするとタイヤが滑る。走りづらい。そのうち、道路が川のような状態になり、路面には流れてきた土砂や草木が。本当に峠まで行けるんだろうか。九十九折りの手前の勾配がきつい区間を過ぎ、ペースを上げようと思ったらインデックス不調のために勝手にシフトアップした。う〜ん、ホイール交換した時にサボったからか。

 それでも、5月の時と比べれば遙かにマシ。普通に走っているうちに粕尾峠へ。あれっ、こんなに楽だったかな。タイムも平均パワーも昨年の10月と同じくらい。レースシーズンが終わった時くらいの調子か。せっかくなので、牧場方面へもう少し上る。のんびりと頂上まで行ってから引き返す。

 行きは良いけど帰りは・・・という訳で、水浸しの道路を雨の中、カーボンホイールで下るというのはなかなか辛い。ブレーキレバーを引いても効き始めるまで時間がかかるので慎重に。ずぶ濡れになった体は結構冷える。おまけに靴下は絞れるくらいに水を吸い込んでるし。ひたすら我慢して、何とか下りきり、お腹が空いて力が入らない状態でやっとの思いでスタート地点へ戻る。走行距離は82kmくらい、