淡路島ロングライド完走

hiroakim2010-10-31


 日曜日は淡路島ロングライド。前日に引き続き4時前に出発して集合場所へ。すでにたくさんのサイクリストが到着済み。思ったほど風はないので、ディープリム仕様でも良かったかなあ。暗いうちから整列開始。やっと東の空が明るくなり始めた頃にスタート。自分が走り始める頃には、すでにかなりの人が先に走っている。とりあえずマイペースで淡々と走る。

 後ろから速い人が追いついてくれれば、ついていって楽したいなあ、なんて思いながら、時速35km前後を維持して走るが・・・追い抜く事はあっても抜かれる事はなく、気がつくと先頭集団に(笑)ちょっとペースが遅いんじゃないの、と思いながら最初のエイドステーションへ。まだ疲れてもいないし、先にスタートした方が人数が少なくて走りやすそうだったので素通りして先へ進む。

 ここから先は今までとペースが違ってた。それなりのペースで進むが、人数が少ないので風よけもあまりいない。この位の方が走っていて楽しいかも。最初の上りは何とかクリアしたけど、2つめの上りで先頭集団(といっても4人だけど)から意識的に千切れる。頑張ればついて行けそうだけど、ここで無理するとあとに響きそうだし。サイクリングペースに落としてピークを越えて下り。慎重に下って海岸線へ。上っている時に、後方にちらっと見えたアンカーのサイクリストと合流して、先頭交代しながらペースを上げる。グルペット

 先頭集団は影も形もないし、後ろも見渡す限り誰もいない。とりあえず、ペースを上げて前を目指す。前に2人いたサポートライダーのうちの一人が下がったので、先頭は3人か。ある程度足が揃っていそうだし、バイクが風よけになってくれるから速いんだろうなあ。途中、ワンボックスの力を借りたりしながら頑張ってみたが、背中は見えてもなかなか追いつけず。やっとエイドステーションに到着すると、同時に先頭はスタートしてしまった。ここで先頭は諦め、後ろを待つが、1人しか追いつかず。待っている間になぜかインタビューされる。放映されませんように(笑)

 ここから3人で再出発。1人増えると楽だ。しばらくはアップダウンの続く道を走る。どうも上りは私が一番速いらしく、ゆっくり下って追いつくのを待ち、そのまま抜かれて後ろにつかせてもらうという楽なパターンに(笑)途中、トレックの人が遅れるが、2人で行くのは疲れるので、ペースを落として追いつくのを待つ。大鳴門橋付近は少し上りがあるけど、辛くなるほどの距離じゃない。3つめのエイドステーションでも後続は追いつかず。もちろん、前ははるか彼方だし。

 この先は大きなアップダウンもないので、先頭交代しながらひたすら走る。普段、あまりやったことがないのか、他の2人が前に出るときに加速しちゃうし、スピードが維持できなくなるまで頑張っちゃうので、なかなかうまく回らない。でも、アンカーの人が積極的にペースアップしてくれたおかげで、そこそこのペースで4つめのエイドステーションへ。

 さすがにみんな疲れてきたのか、千切れたら置いていってくれなんて言う弱気な発言も。ぽつぽつと雨が降り始めているのも気になる。左手には本州が近づいてきて、だんだん北上しているのが分かるけど、路面がウェットになってきたのが辛い。自分は一番後ろにいる時以外は出来るだけ水溜りがないラインを走ろうと努力するが、トレックの人はお構いなし。上からよりも下からの跳ね上げられる水しぶきの方がよほど辛い(笑)アンカーの人が遅れ始めたので、先頭に出てペースを押さえて追いつくのを待つ。明石大橋が見えたらあと少し!

 そのまま海岸線を走れば楽なのに、設定されたコースは淡路I.C.へと上るルート。ちょっと重めのギヤを踏み込んでいたら、足が攣りそうになったので、あわてて軽いギヤに切り替える。やっぱりアンカーの人が遅れ気味。トレックの人は先に行きたさそう。ゆっくり走っていたら、信号待ちで何とか追いついてきた。トレックの人は行っちゃったけど。ゴールまでは5kmくらいなので、たくさん牽いてくれたお礼も兼ねてゴールまで引張る。最後のカーブを曲がると、トレックの人が。濡れた路面で転んだらしい。だから、一緒に行けば良かったのに。最後の緩い坂をダンシングで上ってゴール。すぐに2人も追いついて来てゴール。走行時間だけだとタイムは5時間5分くらい?走行距離は147km、登坂標高は1300mくらいなので、こんなものでしょ。全参加者中3番目くらいのゴールだけど、レースじゃないので順位に意味はし。完走証を受け取り、2人で話をしながら駐車場まで歩いて別れる。その後の8時間ドライブが一番辛かったかも。渋滞もあったし・・・

 全く見ず知らずの初めて会う人と一緒に協力し合いながら、お互いに刺激しあって走るという感覚は、サイクリストならではのものだと思う。こんな体験が出来る自転車って素晴らしい。