南房総の林道を走る

 岩井付近の中学校脇の細い道を抜け、道の駅を経由して嶺岡林道へ。道端に咲く水仙がきれい。標高が低い所から一気に上るので、高さの割には上りは多い。でも、短い上りばかりだから、疲れる前に登り切れる。途中、南房総の山々がきれいな場所もあるし。

 林道を一気に下って集落が見えると、あちこちに棚田があり、棚田の土手には水仙がたくさん。ゆっくりと走ると水仙の香りが。有名じゃないけど、南房総でここが一番きれいだったかも。小向ダム付近の緩やかなアップダウンをこなし、県道296号線から国道410号線へ。途中、古そうな細い道を抜けたり結構楽しめる。

 千倉からは再び林道へ。館山市の畑地区という山間の集落を抜け、異様な雰囲気のトンネルを抜けると海。野島崎灯台の脇を通り、丘を越え、鳥臭い養鶏場の脇を抜け別荘地を過ぎると、ちょっと高原っぽい雰囲気の場所に。下った先は館山市街。

 館山市街の東側を抜けるルートは失敗。道が細すぎて走りにくいし、家の前をすり抜けるような感じで大勢で走れる雰囲気じゃなかった。ここは海沿いルートに変更しよう。道の駅の先の上りも、勾配は緩いけど実は100m以上も上ってた。

 犬掛から左へ曲がり、いよいよ今日一番の上りへ。目指すは富山の頂上付近。ヒルクライムというよりはハイキングという感じの道。ブラケットを握り、サドルの前の方に座ってひたすら前タイヤが浮かないように気をつけて走るという、まるでMTBみたいな乗り方で頑張る。激坂というよりは壁という雰囲気。自分が経験した中で最もきついだと思う。止まりそうなスピードで我慢して何とか上りきると、目の前には岩井の海岸が。押さずに登り切れたのはこれで2度目。あとでメーターの記録を見たら、1.2kmで190m上ったらしい。平均勾配が約16%!?

 富山からの下りはあっという間。上りはあんなに時間がかかったのに。辺り一面の水仙を楽しみながら下るとスタート地点の駐車場。帰りは道の駅に立ち寄り、デザートは近藤牧場のソフトクリーム。ミルク味で美味しい。お土産にいよかんを買って帰る。結構美味しかった。走行距離は118kmで登坂標高は 1800mくらい。