ツール・ド・のと 2日目

 今日は一番長く走る日。走行予定距離は165kmくらい。前日の疲れがなんとなく残っている感じもするけど、体調は悪くなさそう。宿を出るときに hirohiroさんと遭遇。簡単に挨拶してから、朝市の準備を見ながらスタート地点へ。受付を済ませ、荷物を預けてスタート地点へ。相変わらずスタートは最後尾に近い場所。スタートラインへ向かう途中、一緒の宿に泊まった人と遭遇。こんなにたくさんの人がいるのに、なぜか出会うものだなあ。

 いよいよスタート。とはいっても全然前に進まない。スタートラインを越えても、スピードはスまったく上がらずストレスがたまるばかり。ちょっとした上りで集団のペースが落ちた隙に、一気に加速して前に出る。調子にのって抜き続けていたら、指導のゼッケンが。横の人に聞くと、やっぱりここが先頭らしい。あぶなかった。ちょっと上ったあとは下り。途中、有名な先枚田の横を通る。海に向かって続く光景は美しい。今日のコースは海が見える道路を通ることが多いので、景色を眺めていても飽きない。しばらく進むと今日最初の急な上り。当然前の方へ上がってクリア。頂上まであとわずかというところでなぜかスプリントが。山岳ポイント争い?休憩所の後も、急な上りが一つ。こっちも前の方でクリア出来た。なるしまの人と登坂力がほぼ互角なので、ほとんどの上りを一緒に上る。

 このあとはしばらく平坦。途中、祭の中を通り抜け、立派な山車の横を走ったり、祭の人達とハイタッチをしたりと、結構楽しい。景色と応援してくれる人達、参加者との交流を楽しめるかどうかが、のとを楽しめるかどうかのポイントなのかも。今日は前半から比較的いいペースなので、走るのも楽しい。昼食は自分で決められた分を皿に取る方式だったけど、やり方が悪いのか凄い列が出来ていた。先頭で走って良かったと思った。それにしても、普通はおかずどご飯を入れるくらいの大きさの容器にご飯だけ入っていてかなりのボリューム。結構お腹いっぱいに。

 午後はしばらく平坦が続いた後、まずは一つめの上り。勾配はきつくないけれどもそれなりに長さはある。途中から先頭についていけなくなりマイペース走行に切り替える。まあ、先は長いし、ここで力を使い切ってはいけないし。ある程度後続が追いついてから再スタート。一旦下り、次は桜峠。なんとなく上っているという感じの非常に勾配の緩い坂が長く続く。ペースがさほど速くなかったので、楽だった。頂上の少し手前で休息。予定通りブルーベリーソフトを食べる。結構気温が上がって暑かったのでちょうど良かった。

 一気に海まで下り、再び海岸沿いを走る。やっぱり日本海を眺めながら走るのは気持ちが良い。しばらく走ると能登島へ渡る橋が見えてきた。緩い上りが続き、少し下るとついに能登島上陸。ゴールまではあと少し。しばらく走ると、短い上りが。前方で中切れが起きているのを見て、後ろを振り向きなるしまジャージの方に一言。ここは行っとくべきでしょう。というわけで思い切り加速して前方へ。まったく150km以上走っているのに何をやっているんだか。上りを見ると踏みたくなるのは病気なんだろうか。あとはゴールまで下り。最後はなんとなく両手を上げてゴール。残るはあと1日。距離は短いけど距離のある上りがあるし、2日間の疲れもあるけど、大丈夫でしょう。