帰りは輪行で鴨川まで

　昨日までの雨もすっかり上がり、晴れ間も見えてきたので久しぶりにツーリングに。あの空の向こうへ行ってみたいというのが、小さな頃に自転車に乗り始めてからの原点なので、たまにぶらっと地図も持たずに気の向くままに走りたくなる。

　そんな訳で、特別目的地も走る道も決めずに家を出る。方角は南。理由は北風なので追い風に恵まれそうだから。幕張、千葉みなとを経由して五井まで。交差点が出てきたら、とりあえず勘で。もちろん、こんな走り方が出来るのは千葉県の地理を知り尽くしているからなんだけど。

　五井からはやはり気の向くままに適当に走っていたら良さそうな道が。うぐいすラインというらしい。適度なアップダウンと交通量の少なさがサイクリングに最適。でも、路肩には結構雪が。結局この先、海に出るまでは結構雪が残っていた。気がつくと国道297号線に。

　まっすぐ国道を走るのは面白くないので、なぜか丘を越えて高滝ダムへ。県道173号線を経由して県道32号線を南下。養老渓谷を経由して県道178号線へ。この道も道幅が狭くて交通量が多くないので走っていて気持ちが良いし、楽しくてたまらない。でも、このコースは平坦区間が少ないな。あとは県道82号線を南下すれば国道128号線に出るはず。

　日蓮交差点を経由して鯛の浦へ。ここも海沿いを国道が走っていて景色が良い。途中、トンネル水族館なるものが。以前はただの歩行者専用トンネルだったのに、いつのまにこんなものが出来たんだろう。

　途中から旧道へ。海沿いを走る。冬らしい低い太陽が海に反射してまぶしい。バイパスと合流するとそこは鴨川。海はサーフィンをする人でいっぱい。日も傾き始めたし、今日はここでゴールとしよう。海沿いの遊歩道をのんびりと走り、自転車を止め、海を眺めながら休む。ここまでの距離は142km。だいぶ寄り道したからなあ。