ツール・ド・のと 3日目

 いよいよ最終日。今日のコースは前半に山があり後半はフラット。距離は137kmと最短。朝から雨が降ったり止んだりのちょっと嫌な天気。路面もすっかりウェットコンディションなので、要注意だし。スタートからTBSが取材をしているけど、何かで放送するのかな。そのせいなのか、スタートからしばらくは今までで一番遅い。ここまで遅いとちょっと走りにくい。途中の峠もそれほど速くないペースで、結構な大人数で通過。そんな感じで海沿いを走り、最初の休息ポイントに到着。ここは水だけだった。
 ここからはなぜかペースアップ。快調なスピードで淡々と走る。集団で走っているおかげで、それなりのスピードだけどすごく楽。走っていて気持ちが良い。平坦だったせいか、あっという間に次のチェックポイントに到着。
 再スタート後、しばらくすると、いよいよ上り。最初のうちはゆっくり上っていたが、先導の方の「ひろせ〜、もっとペース上げて良いぞ〜」の一言で先頭を引いていた愛三の廣瀬選手がペースアップ。あっという間に先頭集団は崩壊。さすがにスピードが全然違う。すっかり練習会状態となった上りを何とかこなして頂上へ。ちなみに、ペースを上げたといっても7割から8割程度のペースだったらしい。こっちは心拍数95%だって言うのに。頂上でしばらく待ってから、次の峠へ。こっちは勾配がきつい。やっぱりコンパクトクランクが必要だったかと後悔しながら、ダンシングをメインにしてマイペースでクリア。ここからは昼食会場まで下り基調。
 昼食会場でお弁当とおにぎりを食べた後、売っていたお米ソフトをデザートに。のんびりと食べようと思ったら、そろそろ先頭スタートとのアナウンスが。いつも昼食時間が長過ぎて退屈なくらいだったので油断した。急いで食べて並ぶと、でぃ郎に遭遇。SystemSixで来ていないから気がつかなかったらしい。ここからは下りと平坦しかないから楽だと思ったら、大間違い。台風が接近している影響で、かなりの向かい風。ここで切れたら終わりだと思い、きつかったけど何とか集団についていく。途中、休息ポイントでパンとジュースを補給して休息なども取り、ひたすら我慢してやっと海岸線へ。ゴールが近づいてくると、なぜが雨。雨粒が大きくて向かい風なので、顔に当たると痛い。ちょっと濡れ始めた頃、ついにゴール地点の公園へ。ぐるっと一周して、ついにゴール。長かったような短かったような。3日間、一緒に走った先頭集団の人達と挨拶して、サイクリング終了。
 普段、山ばかり走っているので、ロングライドは苦手だと思っていたけど、レースじゃなければ十分走れる事も確認出来たし。勢いで参加申し込みをしてしまった時には、ちょっと不安もあったけど、終わってみるととても楽しかった。スタッフのみなさんもすばらしかったし。つい、こんな言葉が浮かんでしまったほど。「また来年、能登で会いましょう」