2007カンパニョーロ・レコード(Campagnolo Record)

　2007年モデルの変更点といえば、クイックシフトとスケルトンブレーキ。
　きちんと調整されたクイックシフトは今までよりもはるかにショートストロークで変速する。結果として素早く変速出来る。レバーを大きく動かしても一回ではうまく変速しなかったりした以前のモデルとは大違い。使っているとそんな感じがするけど、実際のストローク量はあまり変わっていなかったりする。ただ、シフト操作が軽くなっているような気がするが。
　調整はシマノよりはずっと簡単。インナー側に落ちない位置できちんとディレーラーのストローク調整をした後、エルゴパワーの解除レバーを一番最後まで押し切った状態にし（この状態じゃないとワイヤーを通せないので普通はそうすると思うが）、たるみがないようにワイヤーを張り固定するだけ。ただ、レバーを操作したときの1ノッチ分でのディレーラーの移動量が大きいため、以前ほど細かくトリム調整が出来なくなってしまった感じがする。
　スケルトンブレーキに関しては、確かに持った時の重さの違いは感じる。他社の製品と違い削りだしではないので、剛性面での不安もなさそう。ただ、まだこれで峠を思いっきり下ったりしている訳ではないので、肝心のブレーキ性能についてはよくわからない。でも、フルブレーキング時の感じから判断すると、特に問題はなさそうな気がする。