今回の旅を終えて

 とりあえず、今までアップロード出来なかった写真の登録作業を完了。
 改めて思い返すと、竜飛岬周辺の峠が一番きつかった気がする。勾配が緩いところで10%という、サイクリストにとってはたまらない坂が続いたからというのと、一番天気に恵まれた日だったから、というのもあるのだろう。
 日本一周を目指していたサイクリストは、今も走り続けているのだろうし、北海道で出会った何人かもまだ走っているのだろう。正直にいって、今回の旅では北海道の魅力を知るまでには至らなかった。それに、関東、東北、道南と走ってみて、それぞれに良さもあったし。
 自分の脚力だけを頼りに前に進む自転車というシンプルな乗り物だからこそ得られる、目的地に着いた時の到達感や旅を終えた時の満足感は確かにあるけど、色々な場所を走っているうちに感動は薄れてきた気がする。それでも、なんできつい思いをして走り続けるのか、本当の理由は自分でもよくわからないが、走っている時にしか得られない何かがあるのは確かだと思う。