待望の新作 第一印象は

 出勤の途中にちょっと寄り道をして、待望の新作である"The Way Up"を購入。視聴できるようになっていたので、ちょっと聴いてみようと思ったら・・・やばい、完全に引き込まれてしまって止められなくなりそう。ということで素直に購入。
 さっそく聴いてみた第一印象は、とにかくスケールが大きい。元々ダイナミックな変化をみせる曲が多かったパット・メセニー・グループだが、1曲になったおかげでもっと自由に曲が変化していく。アントニオ・サンチェスのドラミングで始まるオープニングは、これから始まる壮大な世界の入口として期待させる感じがするし、中盤辺りにあるライル・メイズのピアノは本当に美しい。ただ、今までのアルバムには特徴的で覚えやすいメロディーがあったが、このアルバムにはそれを見つけるのは難しい。
 とにかく、聞き込んでみないと評価は出来ないけど、それには68分の時間を準備しないといけない。聞き始めると、決して長いと感じさせない密度なのだが。