土曜日恒例の筑波山

hiroakim2008-06-07


 今週もやっぱり筑波山へ。コースもいつも通りの登坂標高2000mで距離80km。自転車が先週のレース仕様のままだったので、走り慣れたコースで ZIPP 202の実力をチェックしてみる。まずは不動峠アタック。・・・心拍系を忘れた。しょうがないのではじめから全開でいけるところまで、きつくなったら我慢という作戦で(←それは作戦といわない)上り始めると、いつもより1枚くらい重いギアが簡単に踏める。調子に20km/hくらいで乗って飛ばしていたら、やっぱりオーバーペースだったらしく勾配がきつくなる辺りでペースダウン。後半はひたすら我慢して最後の急勾配を越えて峠の頂上へ。タイムは13分16秒だから、Fulcrum Racing Zeroの時と比べると10秒ほど速い。たったの10秒という気もするが。

 フルーツラインへの下りも普通に下れる。タイヤのグリップも問題ないし、ホイールの剛性も十分。ブレーキもドライコンディションならアルミリムよりも良く効くし。チューブラーらしい接地感があるので安心して自転車を倒し込める。荒れた路面でも乗り心地は結構良い。

 このコースで唯一平坦なフルーツラインは追い風。快調に飛ばす。やっぱりZIPPのホイールは平坦巡航に向いている。上り区間以外は35〜40km/h で巡航出来る。ただ、アウターでダンシングした時の加速感は大したことない。その代わり、スピードが落ちてきた時に踏み直してペースを上げるのは楽。

 道祖神峠の後の一本杉峠がこのコースのハイライトだけど、いつもよりも脚の疲れが小さいのはホイールのおかげか。剛性が高すぎない分だけ脚に優しいみたい。10%を越える坂でダンシングしてペースアップするのは苦手な代わりに、一定のペースで淡々と走ると良く走る印象。

 上曽峠を下りきってブレーキパッドを見るとものすごい減り方をしている。これはあまり経済的じゃないな。何度か峠に通ううちになくなってしまいそうだ。アルミリム用と比べると高いし、カーボンホイールを普段から使うのは無理だな。

 最後の風返峠はのんびりと上る。後半は勾配が緩くなるけど、この区間ではいつもよりペースアップできた。緩斜面ではカーボンホイールを使うメリットをはっきりと感じられる。不動峠から下る途中、水たまりの下に隠れていた舗装の穴にぶつかってしまい、結構な衝撃を受けたけど、ホイールには全然問題なかった。ZIPP 202は専用のブレーキシューとタイヤの空気圧さえしっかりと管理しておけば、特別注意することなく普通に使えそうだ、というのが今日の印象。