「ヤビツ」と「のぞみ」

 ゴールデン・ヒルクライム・ウィーク第3弾はヤビツ峠。9時頃に伊勢原に到着して着替え、峠へ出発。それにしても、全然疲れが抜けてない。歩くだけで太ももに違和感が、といか筋肉痛気味。こんな状態で峠なんて登れるんだろうか。

 国道246号線の桜坂ですでにきつい。全然ペースが上がらないぞ。大丈夫かなあ。スピードの割に心拍数が高いというのは疲れている証拠か。でも、ここまで来ちゃったんだから、諦めて上ろう。名古木からダンシングで一気に加速、とは全然いかない。インナーに落としてのんびりと走る。というか、のんびりとしか走れないというか。蓑毛を越えてコンクリ舗装区間くらいまでは勾配の変化が結構大きくてリズムをつかみにくい。4人ほど抜いて森の中の緩斜面へ。

 ここからペースアップ、のつもり。さほど速くないが。それにしてもきついなあ。足がすごく重い。心拍数はずっと90%以上だし、大丈夫なのか。時折ダンシングなんかもしながら上る。やっと後半に差しかかったあたりで足が完全に終了。もう踏めません。完全にスローダウンしてゆっくりと走る。心拍数も85% まで落ちてきた。まわりは霧が濃くて視界5mといった感じ。我慢して走っているうちに勾配が緩くなり、ようやくヤビツ峠に到着。長かった・・・

 特に休息することもなく雨具を来て反対側へ下る。霧のせいでリムに水滴がついてブレーキのききが悪いし、狭い道なのに結構対向車が来るので慎重に下る。あまりにもヘロヘロなので、相模湖方面へ足を伸ばすのは中止。ちょっと寄り道して厚木方面へ。

 やっぱり厚木に来たら「のぞみ」でしょう。店の前に忌野清志郎の自転車も作った松永さん作成のカーボンバイクがおいてあるラーメン屋さん。ラーメンとしょうが焼きライスを注文。ちょうど店には他に人がいなかったので店主と自転車談義。ヤビツは交通量が多いのであまりいかないとのこと。もっといい峠があるよ、だって。筑波山は上りが短いと言われてしまった。確かに。あっさりとした醤油味のスープに細麺で、特別な感じはしないけどしみじみ美味しいと思える味。また来よう。

 店を出た後は、適当に七沢方面へ向かって走ったらちゃんと車を駐車した場所に到着。地図もろくに見なくても、意外とちゃんと目的の場所にたどり着けるものだ。走行距離は74kmくらい。