人生を感じる向かい風

 昨日までの雨も止んだので、今日はサイクリング。気温は低め、風は強めとあまり自転車に乗るのに向いている天気ではない。空もなぜかちょっと曇ってきた。そんな訳で、完全装備で走り始めるが、最初は追い風。ペダルを軽く回すだけでどんどんスピードが出る。あっという間にサイクリングロードの終点へ。

 国道をちょっと走る。やっぱり追い風。北風というよりも北西か。川沿いに走って沼へ。この辺りから少しずつ向かい風になってくる。このサイクリングロードは道幅が狭いので、あまりスピードを出すのには向かない。のんびりと走るが風のせいで結構心拍数は高め。途中からは追い風に。ペダルを踏まなくても全然スピードが落ちない。水路を抜け、北側の沼に出た辺りから風が凄い事に。やや横からの風なので、真っすぐ走るだけでも上半身の力を使う、結構きつい。

 そして、ついに別の川へ。スピードが出ないとかいうレベルじゃない。油断すると飛ばされそう。まるで坂を上っているような感じのギアでしか走れない。なぜこんなきつい事をしているだろうと、走れば走るほど哲学的になってしまいそうだ。きつくてもペダルを踏み続ける以外に出来る事はない。ただひたすら踏むのみ。

 次の沼ではいつもとは違って北側を走る。こっちの方が風を遮るものが多少はあるので多少はまし。日没までに帰れそうなので、ペースを落としてゆっくりと走る。なんとか夕暮れ時に帰れた。走行距離は126kmくらい。