三河安城〜草津(150km)

hiroakim2006-10-08


 前回の続きという事で、三河安城からスタート。発達した低気圧の影響で、とにかく風が強い。この先ずっと向かい風かと思うと、気が重くなる。まずは、国道1号線に合流し、ひたすら西へ向かう。やや右からの向かい風がずっと続いている。仕方がないのでフロントをインナーに変速。こんなペースでどこまで走れるのだろうか。ちょっと不安になる。
 しばらく走ると名古屋市街。道が広いが交通量も多い。おまけに向かい風や横からの風でスピードも出せないと来た。名古屋の町に来るのは初めてじゃないし、中心地はパスし、外れを通過。あまり名古屋に来た気がしないのが欠点か。でも、コンビニでういろうを発見した時にはちょっと感動。この辺では普通なのかな。
 名古屋を過ぎると、木曽川長良川揖斐川と長い橋を立て続けに渡る。環境への影響をめぐり話題になった長良川河口堰がよく見える。上部が丸くなっているその姿はちょっと異様。この付近では横からの風も強かったため、橋の細い歩道を走る時には結構気を使った。
 川を渡ると三重県。東京から数えて5県目。途中、四日市付近で道を間違え、鈴鹿市へ突入。そういえば、今日はF1日本グランプリの決勝。名古屋からやってきてというサイクリストと出会う。この先に中に入らなくても見られるというスポットがあると言われたが、鈴鹿峠を越えて滋賀県まで走らないといけないので分かれる。しばらく遠ざかってもエンジン音が聞こえた。すごい盛り上がったんだろうなあ。
 やっと国道1号線に戻ったと思ったらバイパス。普段なら旧道を探すところだが、面倒になったのでそのまま走る。だんだん自動車専用道路みたいになってきて、しょうがないので測道を走る事に。交差点で信号待ちをしていると、後ろでなんか騒いでいる人が。どうやらロードバイクを初めて見たらしく、タイヤの細さに驚いているようだ。確かに、2cmくらいしかないから細いんだけど、すでにそれが当たり前になっている自分に気づく。バイパスは高架になっていて走りやすそうだが、測道は土地の起伏に合わせてアップダウンを繰り返す。こんな事なら、亀山方面の旧道を走るべきだった。
 測道がなくなった後はバイパス沿いに道を探し、ようやく戻った場所が高速道路のインターチェンジ目の前。車に気をつけて反対側へ渡り、滋賀方面へ再び走り始める。途中、関宿に立ち寄る。昔ながらの東海道の宿場町の雰囲気を残している町並み。でも、それほど観光客が多いわけでもなく、結構しまっている店もある。住民の高齢化も進んでいるんだろうし、いろいろ難しいんだろうな。
 関宿を抜けると、緑が多くなりいよいよ鈴鹿峠。それほど標高が高いわけでも勾配がきついわけでもない。ただ、向かい風の中をひたすら走り続けた体には結構きつかった。もちろん、上りもたまにバランスを崩しそうになるくらい強い向かい風だったし。のんびりと上っているうちに、気がつくとトンネル。ここが旧道は未舗装なので、ここら辺が実質的な峠か。トンネルは暗くて湿っているし、路肩もほとんどない。トラックも多いし。でも、歩道も自転車で走るには結構狭い。安全第一ということで、慎重に歩道を走る事に。いやあ、長かった。
 トンネルを抜けると、いよいよ滋賀県。町まではずっと下りのはずだが、勾配が緩いのと向かい風が強いので全然スピードが出ない。ペダルを休めると25km/hを簡単に切ってしまう。まったく休めた気がしないが、気がつくと下り終えていた。だいぶ日も傾いてきたし、そろそろどこで切り上げるかを考えないと。新幹線の新駅建設凍結で話題の栗東市を過ぎたあたりで暗くなったため、草津で終了。今回も中途半端な場所だなあ。自転車を輪行袋に入れ、帰路についた。