クリストフ・マンジャン、地元で錦を飾れず!

 地元出身のマンジャン、序盤から積極的に逃げ続けたが、ゴールが近づいたところで集団との差がなくなってきた。差が20秒を切っても10秒になっても後ろを振り返らない。ひたすら前を見て踏むだけ。それでも、あと1kmのところで集団を飛び出した選手に追いつかれ、運命の最後のカーブ。コーナーの途中で完全にタイヤが滑り制御を失った自転車は、そのままフェンスまで滑っていった。あと少しだったのに。ゴール手前で追いつかれて焦ったか。優勝したベルヌッチよりも、しばらく立ち上がれないマンジャンの姿が印象に残ったステージだった。