南房総で水仙と林道を堪能

hiroakim2012-01-02


 毎年恒例の水仙と林道を巡るツーリング。いつも通り、ハイカー向け駐車場に車を止めて出発。まずは林道脇の水仙を鼻と目で楽しみながらのんびりと上る。満開にはまだ少し早いけど、ほぼ見頃と言っても良いくらいの開花状況。

 林道をまっすぐ行けば近道なのに、あえて寄り道して大崩へ。せっかく上ったのに、下ってからまた上り返す。ダム周辺の傾斜地一面に水仙が植わっている。一箇所当たりの水仙の数はそれほどではなくても、広い地域に分布しているので自転車で走りながら水仙畑を楽しむ事が出来るのが良い。

 一通り水仙を眺めて回った後は、愛宕山を目指して少し上る。林道の入口が、どうみてもゴルフ場の入口にしか見えないって凄い状況だよなあ(笑)自衛隊の入口付近からは舗装状況も良くなり、快適なダウンヒル。路面が少し濡れているので慎重に下る。

 旧水田家住宅の脇を下り、磑森の近所を通過。伝説の村だけど、一度通ったことがあるので、もう良いかなあと。ダムの脇の緩い上りを追い風に乗って快調に上れば、あとは海まで下り基調。ここまで50km走って1000mの上り。前半の方が上りがきつい。千倉で最初で最後の休憩。とりあえず食べ物を補給して再スタート。

 さて、ここからがいよいよハイライトの林道区間。まずは千倉林道へ。千倉と畑集落を結ぶこの林道は、まだ生活道路として使われているのか、比較的マシな状態。沢沿いに作られた道は林道には珍しく広葉樹が多く、明るい雰囲気。トンネルを過ぎると、雰囲気が一変して畑集落に。この変化が好きなんだよなあ。グリーンラインが開通しても、集落の雰囲気に変わりはなかった。

 次は畑林道。白浜ダム方面の道からの分岐はいつ来てもすごい。ただ、落石のため通行止め状態。自転車なら通行出来なくはないけど、路面は落ち葉と枝と落石で酷い状況。平行してグリーンラインが開通しているため、復旧作業をする価値もないだろうから、廃道になるのは時間の問題か。残念だ。海に向かって下ると白浜。

 今さら灯台を見に行く気もしないので、先へ進む。尾長橋という三連の石橋を渡り、標高差100m程度の上りへ。最初の区間の勾配がきついが、それを過ぎてしまえば大したことはない。むしろ養鶏場脇を通る時のにおいの方がきついかも(笑)ここの頂上付近はなだらかなで高原のようになっているのが面白い。ダム方面へ下ると館山はあと少し。

 館山では特に寄り道もせずに通過して海沿いへ。崖の観音の下を通り富浦へ。枇杷の季節じゃないし、この気温の中、枇杷ソフトという気分でもないので寄らずに林道経由の最短ルートで戻って今日は終了。走行距離は100kmくらいで登坂標高は1600mくらい。今年最初のサイクリングだから、こんなものでしょう。